
おがわ牛について
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誕生から出荷まで
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種付
出産10ヶ月前
発情の時期を見極め、シリンジでの人工授精を行います。繁殖スタッフの種付作業は代表小川より受胎率が高いプロフェッショナルな仕事!種付けする雌牛との相性も考えて肉の味をイメージしながら種付けしています。
出産直前
牛の妊娠期間は約10ヶ月。出産時期を検知するシステムを導入し、スマホに通知が届くようにしています。これを基に出産にはできるだけ立ち会い、分娩時の事故を防止。夜な夜な監視する労力や心配も減った優秀なアイテムです。


仔牛
誕生
生後0~10日(体重約30kg)
生まれた仔牛は約10日間ほど母牛と一緒に過ごします。人と同じで牛も初乳が大事なので、母牛の初乳をしっかり飲ませます。体調管理にとても気を遣う時期で、寒い時には防寒着を着せることもあります。
生後11日~2ヶ月(体重約60kg)
母牛と離れた仔牛は繁殖スタッフによる人工哺育で育ちます。哺乳瓶はボトル型やバケツ型などがありますが、すぐに慣れて哺乳瓶を見せると「ごはんだ!」と寄ってきて愛らしさ抜群!体調把握をしやすいように個別管理します。


生後2~3ヶ月(体重約100kg)
離乳してチモシーやオーツヘイ、モーレットを与えます。この時期はまだ身体が弱いので、発熱や下痢に細心の注意が必要になります。仔牛の様子を日々よく観察し、必要に応じて適切な治療を施します。
生後4~8ヶ月(体重約250kg)
チモシーやオーツヘイ、仔牛用配合飼料を与えます。仔牛用配合飼料は控えめに与えることがポイントで、お肉屋さんが好む歩留まり(体重に対する可食部の割合)の良いお肉にするため、仔牛の腹作りに専念します。


仔牛
出荷
生後9~12ヶ月(体重約350kg)
チモシーやオーツヘイ、ヘイキューブ、藁、肥育前期用の配合飼料を与えます。この段階では牛の骨格を伸ばすことを心がけ、配合飼料を徐々に増やしていきます。生後9~10ヶ月で仔牛市場で販売するか、肥育牛舎に移動します。
生後13~16ヶ月(体重約500kg)
藁とヘイキューブ、前期用配合飼料を与えながら、美味しい霜降りを入れるために高カロリーで最高な後期用配合飼料「黒王」に徐々に切り替えていきます。牛の食べ方や型を見て、牛ごとに合わせて切り替えていくことが名人の技術です。


生後17~26ヶ月(体重約750kg)
藁と後期用配合飼料「黒王」を中心に与えます。この時期に餌を食い込んだ量で牛の仕上がりが決まってきます。ただただたくさん与えるのではなく、毎日の体調や天気、気温などを見て餌の量を1頭ずつ調整します。
生後27~30ヶ月(体重約800kg)
藁と 後期用配合飼料「黒王」、そしてキヨエオリーブオイルを与えます。黒王で上質に仕上がった霜降りを、キヨエオリーブオイルでさらに健康的な脂に変えていきます。もうあとひと息で「長崎おがわ牛」の完成です。


成牛
出荷
出荷直前(体重約850kg)
大きく立派に成長してくれました!牛は仕上がると肉から水分が抜けてしまうので、ベストなタイミングで出荷する見極めが大事です。どれだけ注意を払っても生き物に絶対はありません。よくここまで育ってくれたと感無量のひとときです。